SFSS「椿ちゃんフランスへ」前書き
□謹告□ このお話はSFSSです。 SFってのは「サクラフィクション」の略称です。 フェルが勝手に考えました♪(爆) 恐らくありえないサクラのお話であろう、と。 決して「サイエンスフィクション」とか「似非えふ」(謎)では有りません。 で、表題通り、ちょっと『3』にリンクしたりしなかったりするお話です。 『3』に関する単語を耳にしたくない方は戻るボタンを押すことをお勧めします。 あと、椿ちゃんがどうしても嫌いだという方。<いないか 逆に椿ちゃん好きな方は逆に読まないほうが賢明かも知れません。<ヲイヲイ っとと、あとサクラ2のネタバレも多少含みます。 未クリアの方いらしたら読まないほうが賢明かも。 長くは無いです。 いわゆる小ネタに属するお話。 最近見ませんでしたし新鮮かなと思ってLIP’S形式にしてみました。。 最後に見たのはみあみあさんの「若草物語」以来でしょうか。 募集形式で皆で競作ってのもありましたっけ。 さて、ではでは開幕です!! 御用とお急ぎでなかったら意見などお聞かせ下さいませ。 最後に一つ。 細かいツッコミはイヤン☆(爆) 「椿ちゃんフランスへ」 というタイトルの割にはいきなり場面は大神の洋行する船の上からはじまります。(爆) 太正15年、春。 帝国華撃団・花組隊長である大神一郎は船上の人となり、フランスを目指していた。 思い人を帝都に残しての長期留学は確かに辛いものであったが、無理は言えなかった。 「わざわざこんな手紙を・・・・・・ありがとう、大切にするよ。」 思い出のブロマイドと手紙をしまいこみ、船室へと入る事にした。 日も暮れかけてきて、少し寒い。 船上にはさまざまな人が往来していた。 書生風の和服の男。 はしゃぐ子供を笑顔で見守る親。 オレンジ色のハッピ姿の少女。 スーツでビシッと決めた商社の男。 ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・。 なぬぅ!?オレンジ色のハッピ姿!? 思わず大声を出す大神。 それに気付いてオレンジのハッピ姿の少女、つまり高村椿はこちらに歩いてきた。 困惑する大神。 果て・・・・一体何故? 「大神さぁ〜〜ん♪」 「や、やぁ、椿ちゃん。偶然・・・てことは無いか。」 「ええ、今回も特別任務が下ったんです。内容は極秘ですけど。」 大神は考えこんだ。 この船はごく普通の客船だ。 とすれば、霊子甲冑などを運送する目的ではないな・・・・。 偽装するにしても一般人が乗り込み過ぎている。 まさか一般人すべてが月組なのか? 安易な想像を自ら否定した。 「し、しかし、巴里までの道中、顔見知りがいると正直落ちつくね。」 「そうですね、うふふふっ♪」 そして、船は巴里へ入航した。 「じゃあ、椿ちゃん、任務がんばってね。」 「はい、大神さんもがんばって下さいね。」 同じ巴里にいるのだ、顔を合わす機会も有るだろうと簡単な挨拶だけをしておく。 大神は一路、フランス陸軍へと向かった。 話は付いているはずなので、受付はスムーズに通る事が出来た。 無論、多少もめても対応できるぐらいの仏語は話せるのだが。 「貴方が大神一郎中尉ですね。お待ちしてました。」 席へ促されて、早速、話を聞く事にする。 用意されていた珈琲はどことなくフランスの香りがした。 そして、目の前で説明をする陸軍士官。 いよいよ大神はフランスへやってきた実感が沸いてきた。 「巴里・・・・華撃団ですか?」 「ええ、すでに下準備は整っております。隊員の選定、新型光武の配置」 「すでに光武まで!?」 「賢人機関が手を回してくれましてね。思いの他早かったです。」 「そうだったんですか。」 「さて、大神中尉。これからいかがされますか?」 =LIPS=================================== 1、勤務先を見ておきたいなぁ。 2、腹が減っては戦は出来ぬ。まず食事に行ってきます。 =================================== |